長野県高校入試2025 後期選抜 理科の話
3/11に行われた
長野県後期選抜の理科の話をします。
個人的には
長野県の理科が一番鬼門に感じます。
その理由は
計算問題で時間を取られてしまうと
一発アウトになるからです。
答えまでのプロセスが長めな印象です。
今年の問題も
問1に出てくる蒸散の計算で
時間をかけすぎると
時間を消耗してしまいかなり厳しい結果が
待ち受けてます。
全体的には、
地学・生物・物理・化学の各分野ともに
しっかりと基礎知識や学力を定着させて
おかないと点数には結びつかないのは
変わりません。
攻略方法としては
基礎学力を身に付けているのは
当然として
「素直な気持ちで問題にあたる」ことが
重要と考えます。
素直な気持ちとは、
数学は、
自分の考えや価値観(解き方のオリジナル)を
ある程度い入れても解くことができるのですが
こと長野県の理科は
出題者の言葉に耳を傾けないと
答えをだすのに
余計に時間が掛かります。
その点に留意して
今年の問題の話をしていきます。
問1 Ⅰの問題
気孔の問題は、よく計算問題で出てきます。
葉の表:葉の裏:茎その他として
比で表すと解きやすい問題です。
今回の問題も同様な感じですね。」
問1 Ⅱの問題
ヒキガエルが無性生殖なのか有性生殖なのか
それを知らなくても
カエルがおんぶしている様子を
見たことがあり、思い出せた生徒なら
判断できたと思います。
ちなみに
両方行うことができるのは
ジャガイモやゼニゴケなど
植物に見られることが多いです。
動物はプラナリアが有名ですが
稀ですね。
(2)の細胞分裂を4回行うと細胞の数が
いくつになるか、の問題は
結局何番目かを考えると16になります。
誤答例としては8が一番多くなると思います。
細胞の増え方は、最初が1つなので
1 → 2 → 4 → 8 → 16
となります。
4回すると5番目ですよね。
あとで似たような問題が
1問出てきます。
(3)の図4も
生殖細胞に〇があるので
その中にしっかりと
染色体を1つ書いてくれれば
「あ」に入る答えが2つあることが分かる
要になっています。
これも問題の流れに沿えば
正解しやすい問題と言えます。
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